ドキュメント鑑賞☆自然信仰を取り戻せ!

テレビでドキュメントを見るのが好き!
1回見ただけでは忘れてしまいそうなので、ここにメモします。
地球環境を改善し、自然に感謝する心を皆で共有してゆきたいです。
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ダライ・ラマと輪廻転生



ヒマラヤの仏教王国、ブータン。
長い間精神的指導者の転生が信じられてきた。
聖人は死んでもまた生まれ変わり、人々を教化すると信じられてきた。
しかしブータン王国では仏の生まれ変わりが増えすぎている。

ブータンは長い間鎖国状態にあったが、現在は近代化されつつある。
民主化の波が押し寄せている。
昔から変らないもの、首都ティンブーに近い僧院での儀式。
信者から祝福を求められる大僧正の傍らに座るテンジン・ラブゲ(17世紀)の生まれ変わり。
彼は2歳になるや前世を語り始めた。
ここでは転生ラマという制度が建材している。
ラマの転生者であると自ら証明した子供を“トゥルク”と呼び崇める。

ディルゴ・ケンツェ・リンポチェ少年は亡くなったラマに代り、崇拝の対象となっているが、正式には認められていない。
転生者を探すのは容易ではない。
千里眼、夢、先代のラマの遺物を当てた者が転生者と認められる。
信頼できる方法ではない。
実際にはラマの転生者を選ぶ方法は、主観的であり、近年新たな問題を生じている。

カルマ・フンショブは祖父(チベット出身のヨガの師サムリン・リンポチェ)の転生者と言われている。
しかし別の少年も同じ人物の転生者だと言う。
高僧が輪廻転生するという思想は伝統的なものだが、最近ではシャーマンが45人の子をトゥルクと認定し、当局の批判をかった。
ブータンの人々にとって死は生の一部。
高僧の火葬では、仲間の僧や信者が早い転生を祈っている。
輪廻転生が正式な教義となったのは13世紀。
ブータンでは非軍事化が進められてきたので、君主の力が弱まり、代わりに仏教界が社会を統治してきた。
ラマは子を作らず、王朝を築けないので、輪廻転生の思想を取り入れて後継者を持った。
現在ブータンの仏教界と政界には懸念が広まっている。
輪廻の思想が悪用されていると危惧されている。
トゥルクと認定された子供は公的な資金援助を受ける。
親にとっても名誉なことなので、親は必死に認定してもらおうとする。

疑わしいトゥルクが増える中、テンジン・ラブゲは真のトゥルクとして崇拝されている。
彼は国王や高僧など、そうそうたる人々の前で堂々と自分の前世について語った。
トゥルクの問題に正面から取り組んだのはブータンの民主化を進める国会議員達。
ラマの地位を目当てにトゥルクになろうとする人がいる。
ラマに取り入って自分の子をトゥルクと認めてもらおうとする人もいる。
これは国民を欺く行い。

人里はなれた僧院でトゥルクは修行に励む。
トゥルクは名誉ある地位だが、その代償もある。
幼くして親元を離れなければならない。
ブータンの国会が開幕。
主観的な認定でトゥルクが増えている今、制度の見直しが必要。
近年、献上品を目当てに、夢でお告げがあったなどと言い、自分の息子をトゥルクにしようとする人が増えている。
僧団、政府、国民の代表がブータンの将来について話あう。
トゥルク制度を審議するのは1969年以来。
人々は以前より懐疑的になり、ラマの言う事を鵜呑みにしなくなってきた。
仏教では先入観を捨て去り、真実を見極めるように教えている。
「木の価値はその実でわかる。」
と言うが、トゥルクは本物かどうか、いずれわかるだろう。

母の選んだ僧衣をまとい、テンジン・ワンチュクは家族と共に前世での出生地にやって来た。
ブータンで最も神聖なタクツァン僧院の近い洞穴で、亡くなった大僧正ジェ・ケドゥン・リンチェは生まれた。
そこを始めて訪れたテンジンは、そこが自分の寝床だったと言った。


ブータンでは祭にも輪廻転生の思想が表れている。
最も有名な物語は「閻魔大王の裁き」。
人間は死後、閻魔大王により生前の行いの裁きを受ける。
その人の業が来世を決める。

国会審議の結果、内務文化大臣と僧団の代表はトゥルクの新規制を作る委員会を発足した。
これまでの認定は僧に任されていた。
コンゴは政府や市民組織が関わっていく。
トゥルク認定に関するルールが決まった。
神聖なトゥルクの認定に、議会の承認が必要になる。
≪規制の内容≫
・お腹の子がトゥルクであると、夢でお告げを受けた場合、すぐに委員会に連絡すること。
・トゥルクは誰の教えもなく前世を語らなければならない。
・委員会が提示する条件を満たし、必要な教育を受けた者のみ、トゥルクの称号が与えられる。

グル・リンポチェは1000年以上前、トラの背中に乗ってここに舞い降り、仏教と活仏の思想を広めたという。
最も大切なのは、寛容な心。
他者への真の思いやりを持つトゥルクは誰よりも崇拝されるだろう。
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