ドキュメント鑑賞☆自然信仰を取り戻せ!

テレビでドキュメントを見るのが好き!
1回見ただけでは忘れてしまいそうなので、ここにメモします。
地球環境を改善し、自然に感謝する心を皆で共有してゆきたいです。
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ハルマゲドン 『ヨハネの黙示録』



聖地を舞台とした戦場で、善と悪が対立している。
悪を率いるのは邪悪な人物。
ここは人類最後の決戦場。
その名は身の毛もよだつハルマゲドン

これは『ヨハネの黙示録』に記されている。

執筆から2千年たった現在、多くの議論を巻き起こしている。
キリスト教原理主義者は最後の戦い、この世の終末と捉えている。
その幕は開けたとも言われる。
学者の多くは意見が異なる。
『ヨハネの黙示録』は当時のことを記しており、ローマ帝国に向けたもの。
迫害を受けてきたキリスト教徒に希望を持たせるために執筆されたと考える。
様々な非現実的イメージが登場する。(海から現れる巨大な獣、赤い竜、救世主・・・)
7つの封印について語られている。(神の激情で溢れる平鉢や、獣の背に座るみだらな女など。)
それらが示す意味とはなにか?

『ヨハネの黙示録』が書かれたのは1世紀の終わりごろ。
小アジアの信者の間で書簡として読まれた。
黙示とは暗黙の中で表示すること。
同意のギリシャ語ΑΠΟΚΑΛΥΨΗ(APOCALYPSE)でも知られる。
著者はヨハネ、漁師をしていたヨハネはナザレのイエスと出会い、最初の使途の1人に選ばれた。
忠誠心が強く“愛する弟子”と呼ばれていた。
イエスが十字架にかけられるのを見守った弟子は彼のみである。


著者は世界の終末を段階的に書き記している。
地上を襲う7年間の苦難の時代、地震が発生し、天から星が落ちてくる。
そし独裁的な指導者の到来。
彼は万人に自分の数字を刻印させる。(666)

このシステムにより世界中の人類を支配する。
ヨハネは彼を“獣”と呼び、信者は“反キリスト”と呼ぶ。
人々はこの先の展開を次のように予測する。
権力をつかんだ独裁者は善と悪の間に決戦をしかける。
それがハルマゲドン

地球上の人類は滅亡し、この世の終末を迎える。
原理主義者にとってそれは絶対的未来。
『ヨハネの黙示録』だけでなく旧約聖書にも基づいている。
聖書の約27%は預言的内容であり、言葉通りに理解する以外方法はない。
多くの神学者は異論を唱える。
当時の小アジアのキリスト教徒へ、信仰心を持ち続けるようにと呼びかけているとみている。
直解する人々は『マタイの福音書』を例に挙げ反論する。
「弟子達が彼に聞いた。この世の終わりの際の印は何ですか?
イエスは答えた。
戦争の噂を聞くだろう。凶作があり、疫病、各地で地震もがあるだろう。
その後にこそ終末は到来するだろう。」
(『マタイの福音書』第24章3〜33節より)
預言だと信じる人は現実社会に裏づけを求める。
異常気象、新たな疫病、自然災害、世界を脅かす犯罪者、大量破壊兵器・・・これらは全て前兆だろうか?
しかしそれらは今に限ったことではなく、人間は常に戦争や自然災害に苦しんできた。
それでも今日は本物だと主張する人がいる。
世界は既に秒読み段階に入っていて、終末は目前だと言う。


ビッグバンが始まった世界は音もなく消えるかもしれない。
その瞬間が訪れた時、キリスト教徒は一瞬にして天に消えるだろう。
原理主義者達はこの現象を“ラプチャー”と呼ぶ。
何百万人がいっせいにいなくなる。
地上に残った不信信者達はこの世の終末を目撃する。


1世紀、ローマ帝国はキリスト教徒を弾圧した。
中でも最も厳しかったのは皇帝ネロ。

彼は迫害を政治に利用した。
64年の大火災をキリスト教徒のせいにし、市民の前で張付けにした。

ネロ帝の死後も迫害は続いた。
ヨハネも指導者として、彼の後継者に処罰を受けた。
流刑に処せられ、トルコ沖の小島パトモス島に流された。
ヨハネはこの地で未来への希望、22章に及ぶ『ヨハネの黙示録』を書き残した。
彼はキリストは再臨し、迫害者を罰すると記した。

黙示録文学は困難の多い時代に執筆される。
何らかの明るい未来を見出すために、人々の苦労は報われると信じるようになる。
その方法が“ラプチャー”。
暗い時代の中、“ラプチャー”という思想はすぐに広まった。
イエスの再臨で救われる、という思想。

“ラプチャー”は黙示録に由来するという説に学者達は反論する。
聖書を断片的につなぎ合わせて導いた結果であり、黙示録と直接関係ないのだと。
聖書に記されていない“ラプチャー”は苦難の時期の前に起こると信じられている。

「人類が生まれて以来、かつてないような地震が起きた。
それほど大きな地震だった。」
(『ヨハネの黙示録』第16章18節より)
2004年東南アジアを襲った大地震は、大津波を引き起こし
27万人以上の死者が出た。
より大きな災いの前兆だという人もいる。

さらに黙示録は天体が地球に及ぼす災害を預言している。
「燃え上がる巨大な星が天から落ちて、3分の1の数の川と源泉に落ち、多くの人が死んだ。」
(『ヨハネの黙示録』第8章10〜11節より)
信者達は聖書だけでなく、科学にも裏付けを求める。
小惑星が地球に衝突する確率もゼロでないと、主張する。

黙示録に登場する4人の騎士は苦難の時期を象徴している。
「私は見た。白い馬が現れるのを。
騎士は弓を持っていた。
彼には冠が与えられ、勝利を重ねるために出て行った。」
(『ヨハネの黙示録』第6章2節より)
白馬の騎士は征服、赤い馬の騎士は戦争を表す。
黒い馬の騎士は天秤を持つ。天秤は経済の崩壊、凶作、飢えを表す。
最後は最も恐れられている騎士。
「見たら青白い馬が現れた。馬に乗っているものは死。
地獄が付き従っていた。」
(『ヨハネの黙示録』第6章8節より)

4人の登場は差し迫る終末を意味する。
7年間に及ぶ混乱と苦難の到来を・・・


学者は心配ないという。
ヨハネが書き記したのは西アジアの王国パルティアのこと。
黙示録の中で4人の騎士は暗黒の人物に道を聞く。
黙示録の中で“獣”と呼ばれ、預言を信じる人々が“反キリスト”と呼ぶ。
彼が人類を最後の決戦に導く。→ハルマゲドン

彼は悪魔の顔をして出現すると信じられている。
その人物は世界中で人気者になる。
仮面を被った反キリストは、いずれ世界を支配し、人々に苦難をもたらす。
彼の正体が判明した頃には手遅れ。
すでにどこかにいるのだろうか?

反キリストは新約聖書を通して登場する。
『テサロニケ人への第二の手紙』で、パウロは“滅びの子”と呼んでいる。
『マタイによる福音書』の中では“偽キリスト”“偽預言者”と呼ばれる。
「獣が海から上がるのを見た。
10本の角と7つの頭があり、角の上には10の王冠、頭には神を冒涜する名前。」
(『ヨハネの黙示録』第13章1節より)

獣の正体は?
教皇イノケンティウス靴魯爛魯鵐泪匹世斑埜世靴拭
宗教改革中、マルティン・ルターはローマ教皇だと言い、ローマ教皇がルターだと反論した。
ナポレオンやヒトラーの名も上がる。
ヨハネはヒントを残した。
「思慮あるものは獣の数字を解くがよい。
それはある人間の数字666だ。」
(『ヨハネの黙示録』第13章18節より)

学者達はゲマトリア(ヘブライ文字の数秘術)を用いて解読を試行。
ヘブライ文字は22個あり、各文字は数字を持つ。

1世紀に実在した人物を探したところ、ピタリと当てはまる名前が浮上した。→ネロ・カエサル
ネロ皇帝をギリシャ語からヘブライ語に訳し、数字を全て足すと、合計は666。
666はヨハネからのメッセージだという人もいる。
彼の目的はローマ帝国の皇帝崇拝を批判することだった。
原理主義者は反論する。反キリストは地球上に存在し、人類を支配するために彼の数字を使うのだと。

獣は人々に刻印を強制する。
「卑小な者も偉大な者も金持ちも貧乏もすべて、右手か額に刻印を受けさせる。
刻印や獣の名前、彼の名を表す数字がない上、誰も売買ができないようになる。」
(『ヨハネの黙示録』第13章16〜17節より)
当時階級がわかるように刻印するという習慣があった。
身分証明の技術はその後発展を遂げた。
現代では生態認識やICチップの埋め込みが刻印の代りに使われるだろう。
社会保障番号がなくなると社会的に抹消されたのと同じ。
仕事にも就けず、講座も開けない。
獣は印を使って人々をコントロールする。

黙示録には反キリストの現れる時期は記されていないが、終末の預言を信じる人は、彼がこの世にいるのだという。
根拠は聖書の中にあるという。
神の選民の故郷(イスラエル)への帰還。
1948年イスラエルは独立した。
反キリストが台頭している場所はイスラエル。
一度破壊されたエルサレムのユダヤ教の神殿を建て直し占拠するだろう。
巨大な神殿は紀元前950年頃ソロモン王が建設した。
400年間イスラエルの人々の礼拝の中心だった。

紀元前586年バビロニア人に破壊され、後にユダヤ人が再建。
66年ユダヤ民族はローマ帝国に対し反乱を起こした。
発端は1人のユダヤ教司祭がネロ皇帝に反発したことだった。
70年ローマ軍は反乱を鎮圧し、神殿を炎上させた。

ヨハネや信者達はローマを恨んでいただろう。
神殿はほとんど崩壊したが、1枚の壁“嘆きの壁”だけが残った。(ユダヤ教の聖地)
ヨハネは黙示録の中で神殿跡地にできる新エルサレムに触れている。
神殿は再建されるべき?しかし再建すべき土地には現在岩のドームが建っている。
シナリオによるとラプチャーと7年の苦難のあと、人類は反キリストに従わざるを得なくなるようだ。
そして世界は完全に支配される。

「あらゆる国民や民族を支配する権威が与えられ、全ての人がこの獣を礼拝する。」
(『ヨハネの黙示録』第13章7・8節より)
「かつてない規模の軍隊を集結させ、最後の決戦に臨む。」
具体的な戦略を描く人もいる。
ヘブライ人がメギドと名付けた土地、黙示録ではハルマゲドンと呼ばれている。
紀元前1479年エジプトはメギドでカナン軍との戦いを繰り広げた。
歴史に記された最初の戦いだ。
最後の戦いも舞台はメギドだとヨハネは書いている。


終末論によると反キリストに対抗するのは1つの勢力のみ。
ラプチャーされなかったキリスト教やユダヤ教徒で悔い改めた人々。
「私は幻の中で馬を見た。馬達の頭はライオンの頭のようで口から炎を煙と硫黄を吐いていた。」
(『ヨハネの黙示録』第9章17節より)

「煙の中からイナゴが飛び出た。
イナゴは出陣の用意をした馬のようで女のような髪が生えていた。
羽ばたく羽音は馬戦車の音に似ていた。」
(『ヨハネの黙示録』第9章3〜9節より)

核兵器を描写しているという人もいる。
「かまどから出るような煙が穴から立ち上がった。」
(『ヨハネの黙示録』第9章2節より)

「また天の星が地に落ちた。山も島もあった場所から動かされた。」
(『ヨハネの黙示録』第6章3〜14節より)
「太陽は毛でできた布のように黒く、月は血のように赤くなった。」
(『ヨハネの黙示録』第6章12節)

聖書学者は意義を唱える。
預言はイメージに過ぎず、象徴として捉えるべきだと。
絶望的な状況下でも希望の光はある。
反キリストが勝利をつかみかけた瞬間、奇跡が起こる。
空に切れ目ができ、キリストが空から再臨。
キリストと反キリストの最後の対決。
「私は天が開くのを見た。
獣と王達と軍勢が戦いを挑むために結集していた。
獣は捕えられた。」
(『ヨハネの黙示録』第19章19〜20節より)

苦難の時期が終わり、平和が訪れる。
「私は新しい天と新しい地を見た。
最初の天と地は消え去り、海もなかった。」
(『ヨハネの黙示録』第21章1節より)

人々は悪が倒されるのを見たいだけ、キリストが救ってくれると確信したいだけだと意義を唱える人もいる。
黙示録の読み違いは常にあったという。
終末が近付いていると信じる人々の間で、黙示録は人気がある。
描写がとても象徴的だから、自分が置かれている状況に当てはめやすい。
真意を巡る議論は続くだろう。

内容だけでなく、筆者についても不可解。
法医学的証拠―颪諒限痢ΑΕ茱魯佑諒_蚕颪般杣録で完全に異なる。黙示録のギリシャ語はレベルが低い。
⊇颪れた年代・・黙示録が書かれたのは95年頃だが、ヨハネは100歳近かったはず。
ではいったい誰が書いたのか?
謎は残るが大切なのはそのメッセージ。
終わりは近付いているのか?

黙示録は当初“アポカリブス”と呼ばれていた。(本来「覆いを取り外す」という意味)
神しか知らない秘密がわかるという意味だ。
しかし現代では「終末」として使われる。
内容だけでなく、影響力も注目される理由。
例えば1393年テキサス州ウェイコで、David Koresh率いる教団が51日間施設内立てこもった。
Branch Davidiansは終末論を信じるカルト集団だった。
80人が命を失った。


1918年スペイン風邪が世界中に広まり、人類は滅亡すると信じた人もいた。
しかし人類は生き残った。
キリストがいつ再臨するかわからないから常に気は抜けない。
神は私達の時代に再臨するのか?

どの時代にも苦難の時期に、黙示録の預言を元に終末を宣言する人が出現した。
365年フランスのSt. Hilary of Poitiersという名の司教が終末を語った。


15世紀チェコのTáborで、終末が近いという思想の下にターボル派が結成された。
ゲリラ軍を組み、武力で思想を広めた。
不信心者は殺された。

19世紀アメリカのBaptist派の牧師、ウィリアム・ミラーがラプチャは1843年3/21〜1844年3/21に起こると発表した。
しかし何も起こらなかった。
彼は新たな日にちを割り出した。(1844年10/22)
この頃にはミラーの信奉者は約5万人となり、前夜に財産を手放す人もいた。
昇天用の式服を購入した人もいた。
その日が来ると、天に向けて手を広げ、祈りを唱え、賛美歌を歌った。
翌日、信奉者は大失望を味わった。
彼はその後も懲りることなく毎年ラプチャーの日を発表し続けた。

黙示録は自分なりの解釈ができる。
基本的なテーマは希望。(最終的にはキリストに守られている)
4世紀の司教達は黙示録を聖書に納めるべきか議論を重ねた。
最終的には新約聖書の最後の書となった。
内容の究明はまだ続く。
終末を預言しているのか、希望を表しているのか、この世の終わりまで議論は続く。
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