ドキュメント鑑賞☆自然信仰を取り戻せ!

テレビでドキュメントを見るのが好き!
1回見ただけでは忘れてしまいそうなので、ここにメモします。
地球環境を改善し、自然に感謝する心を皆で共有してゆきたいです。
<< September 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
LINKS
カスタム検索
RECOMMEND
PROFILE
SEARCH
<< 海と日本 海駆ける千石船 | main | 発電ビジネス 太陽光パネルでエネルギー供給 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - | - |
トランプの謎

テンプル騎士団に始まり、ブードゥー教の司祭まで、トランプの歴史には、謎や神秘、悪魔の陰がつきまとう。
トランプの数字や絵札に隠された意味とは?
そしてトランプの秘密を握るものとは?
トランプ発祥の地については色々議論がある。
由来はインド、ペルシャ、またはエジプトの奴隷にまでそれぞれ結びつき、諸説は食い違う。
David Parlett(Author,The Oxford Guide to Card Games)「一番最初にトランプが登場するのは1294年の中国。」
Yasha Beresiner(Playing Card Collector and Dealer)「中国はトランプの他に様々なものを発明した。
トランプの紙はもちろん、桑の樹皮に初めて印刷を施したのも中国。」

中国で発見された初期のトランプには、コインが描かれているが、ヨーロッパのスペイン語圏のトランプにも、図柄の1つにコインが印刷されている。

当時のトランプは現存しない。
傷みやすいので寿命が短い。
特に印刷技術の発明後は、トランプが汚れたら新しく一式そろえて古いトランプは捨ててしまった。
一説によると、トランプが発明されたのはペルシャとも言われている。
ペルシャから東はインドや中国へ、西はエジプトまで、そしてエジプトからヨーロッパへ伝わったと専門家達は見ている。
14世紀、マムルーク王国のマムルーク人は、奴隷兵士の集まりだった。
エジプトのムスリムの勢力へ抵抗するため、トルコやロシアから連れてこられた。
Thierry Depaulis(Co-Author,A Wicked Pack of Cards)「次第にマムルーク人はエジプト国内の実権を握るようになり、貿易の道を開いていった。
アレクサンドリアの貿易商達は、初めて見るトランプ遊びに夢中になり、ついには自分達の国にまでトランプを持ち込んだ。」

この時代と現代のトランプには興味深い共通点がある。
Parlett「4つのマークには剣やホロ競技のスティック、グラスやゴブレット、コインがある。
これらは興味や気晴らし、王国時代の貴族の職業を表している。」
Beresiner「マムルーク人にとって、ホロ競技は身近なものとして知られていた。
現在のトランプのクラブはホロ競技のスティックやバトンがその原型と言われている。」
マムルーク王国時代の別の剣やカップ、コインのマークなどは、形を変えずに今のイタリアやスペインで使われている。

トランプが1度南ヨーロッパへ伝わると、普及するのは早かった。
1377年ドミニコ修道会士のジョン・ラインフェルドはスイスにトランプが登場したと書いた。
ブラバント候の明細書には、トランプの購入で出費がかさんだことが記されている。
それから15年後のフランス、ジャックマン・グリゴナーは金メッキが施されたトランプを、国王に上納し、56ソロを払った記録がある。
トランプはかなり急速に大量に広まってった。
あるドイツの歴史家は、この不況振りをシュパイル・カルテン・インバジオーン(トランプの侵略)と表現した。
トランプの普及はヨーロッパを移動する軍隊によるところが大きく、国と文化を越え、他国へと浸透してゆく様をこの言葉はうまく表現している。
歴史家達はトランプがイギリスへ渡ったのも軍の移動があったからこそと考えている。
Parlett「15世紀初頭には、イギリスとフランスの百年戦争は後半期に入っていた。
おそらくトランプはその頃にフランスからイギリスへ広まり渡ったと考えられる。」

さらにトランプは兵士のポケットや探検家達の船に入り込んで大西洋を横断、アメリカ大陸に上陸を果たす。
Parlett「トランプはアメリカの先住民をも魅了し、熱中させた。
彼らは紙にトランプを印刷する手段を持っていなかった。
早い頃から皮のトランプに自分達のシンボルとデザインをつけていた。」
初期のトランプは入れ替わり立ち代りデザインが変更された。
人々は自分達の文化をトランプに残したがった。
イタリアとスペインでは、マムルーク王国時代のデザインである剣やバトン、カップやコインなどを反映させた。
一方ドイツは田園地帯が国の主要部分だったので、ドングリや鷹狩りのための鈴、ハート、木の葉などが用いられた。

フランスではトランプの製造者が徹底的に単純なシンボルを採用することにした。
Beresiner「ハートとダイヤを表す赤、スペードとクラブの黒、フランスが考え出した2色使いは商業的に考えても都合のよいものだった。」
Depaulis「2色使いによって簡素化が図れたために、フランスのトランプ製造者達は良質な紙を使って見易さを向上させることができた。」
フランスで始まったこの手法は成功を収め、このデザインは現在のトランプの基盤となった。
絵札に描かれているデザインもまた、異なった文化や習慣の影響を受けながら完成していった。
初期のトランプにはクイーンは描かれていない。
王家が男性優位の社会だったからである。

もっとも古い勘定書の1つに、次のような明細が残っている。
Depaulis「マークが4種類でトランプが54枚。
マーク別にトランプが13枚ずつ。
ただし絵札は3枚で、王が1人に仕官が2人、クイーンはいない。」
現在でもイタリア、スペイン、ドイツには絵札の人物が3人の男性のみで、クイーンが含まれないトランプがある。
フランスがデザインしたトランプは、この掟を破り、クイーンが描かれている。
Depaulis「それには多くの解釈がある。
昔からある説としては、フランス人は礼儀正しかったので、その誠実な姿勢がトランプの中にクイーンを登場させたのだというのだが、真実ではないだろう。」

14世紀末になると、トランプ遊びはヨーロッパ中を席巻していった。
その楽しさは文化や階級の差を飛び越えていった。
教会や国家はこの遊びが人間をギャンブルや不道徳な行いへ導くとし、トランプ遊びに介入するようになった。
トランプの売買や使用を取り締まる決定が下されると、世間では絶対的な2つの要素、死と税金が話題となった。
トランプがヨーロッパへ伝えられた当初、手作りで高価なトランプは、身分の高い人間のものだった。
しかし印刷技術が発達し、トランプは民衆へと広まった。
トランプ遊びの人気が高まるにつれ、古くから人類の気晴らしだったことが当然行われるようになった。
ギャンブルだ。

Depaulis「18世紀も終わりになると、人々は賭け事なしではトランプ遊びをしなくなった。」
トランプには実に様々な組み合わせとゲームが存在する。
ギャンブルは最高のパートナーを見つけ、聖職者達は頭をかかえることになる。
Jean Huets(Co-Author,The Encyclopedia of Tarot)教会はトランプの賭け事をやめさせようと手をつくした。
実際もっとも古い歴史的文書の1つはトランプ遊びに対する説教。」
教会はトランプで遊ぶことを制限または禁止する法令を交付し始めた。
Parlett「ギャンブルが規制された理由の1つは不正や犯罪を誘発させると考えられていたから。」
それから100年以上に渡り、ヨーロッパ中でこのような法令が公布された結果、トランプで遊ぶことは悪い影響を及ぼすとみなされた。

1376年フィレンツェ市において、メイベと呼ばれるトランプ遊びを禁止する法律が施行された。
その2年後のドイツでは、掛け金が大きいギャンブルについては罰金を科すと布告された。
Parlett「1423年聖ベルナルディーノはボローニャでトランプ遊びについて説教を行った。
そして大衆が差し出した幾千ものトランプを焼き捨てた。」
イギリスでもトランプ遊びは社会全体に災いをもたらすとして、教会と国家によって取り締まる動きが見られた。
15世紀、議会はクリスマス前後の12日間以外はトランプ遊びを禁止したと言われている。

16世紀にはヘンリー8世は船乗り達がトランプ遊びに熱中して訓練にならないと不平をもらした。
そして17世紀になると、トランプの製造会社は免許を与えるよう国王に訴えた。
John Card(The Worshipful Co.of Markers of Playing Cards)「チャールズ1世はピューリタン革命のために財源を確保する必要があったので、1628年にトランプ製造会社に免許を与えた。」
その会社は今もThe Worshipful Co.of Markers of Playing Cardsという名で存続する。
Card「当時あった27の製造会社は保護貿易を推進できる立場にあった。
そういうわけで、フランスからトランプをイギリスへ輸入することを禁止した。」
その見返りとして、チャールズ1世は製造会社にトランプ1式につき税金を課した。
税金はすぐに6ペンス(現在の約600円)にまで引き上げた。
税金はその後も上がり続け、トランプ1箱でついには2シリング6ペンス(約3000円)にまで跳ね上がった。
脱税を防ぐため、税務当局はスペードのエースの印刷を管理した。
そしてトランプ製造会社がトランプを1式作るたびに税金を納めさせ、それから初めてエースを渡した。
しかしそれでも税金から逃れようとする者もいた。
リチャード・ハーディングはスペードのエースを寄贈し、1805年中央刑事裁判所で死刑判決を受けた。
スペードのエースは縁起が悪いと考えられた所以かもしれない。
ヨーロッパでもトランプがもっと安く製造できる地域では、その当時の特徴を生かし、トランプの表面だけを印刷していた。
Gejus Van Diggele(Author,The Secandary Use of Cards)「トランプの紙はしっかりしたつくり。
紙が貴重な時代には、色々なことが行われた。」
裏面が白紙のトランプには実に様々な使い道があり、通貨の代わりになることさえあった。
Diggele「今で言うクレジットカードのような使われ方をしたものもある。
このトランプは1788年当時の食券。
ベルギーから他の都市へ行軍してゆく17名の兵士に渡された。
このトランプで兵士は食事にありつくことができた。
店では軍にトランプを見せて、お金を受け取っていた。」
トランプの裏面は、ラブレターや招待状、後の第二次世界大戦中には、避難地図を隠す目的で使われていた。
18世紀オランダで貧困にあえぐ母親達は、トランプの裏に赤ん坊のことを書き記し、児童養護施設に置き去りにした。
彼女達にとってトランプ以外に簡単に手に入るものがなかった。
大抵の場合トランプには子供の名前と悲痛なメッセージが残されていた。
もしトランプの半分が切り取られていたら、いつか母親が残りの半分を持って赤ん坊を迎えに来ると言う意味だった。
トランプがそのままの形であれば、赤ん坊に迎えが来ることはない。

宗教的にも政治的にも混乱し、社会は激変していた。
今なお残る昔のトランプには、かつての持ち主の生涯を連想させるものがある。
しかしながらトランプの絵柄には、それ以上にヨコシマな意味が隠されていると考える者もいる。
Simon Cox(Author,Cracking the Da vinci Code)「トランプが自分への答を告げているのでは、といった密かな思いがオカルト的な発想に結びつきやすいのだろう。」
明確な説明は手引きがないにも係わらず、人々はトランプの数字に意義を見出そうとする。
4つのマークは四季を意味しているのだろうか?
トランプ1式が52枚なのは、1年が52週だから、カードが13までなのは、太陰月に関係があるのかも。
数学理論は果てない。
Cox「数字に意味があると考えるのは、数秘術に基づいていると思われる。
基本的な数秘術の考え方は、数字や数字の象徴に難解で汚れた知恵が宿るというもの。
そのように数字を示されると、単なるトランプ遊びでは物足りなく感じるのだろう。」

19世紀には隠された意味の探求がテーマになっている。
ザ・ソルジャーズ・アルマナック、バイブル・アンド・プレイヤー・ブックという話が生まれた。
教会にいた兵士が聖書を出す代わりに自分のトランプを見ていた。
それを聖職者が見つけ、強く非難すると兵士は言った。
「このトランプが私の聖書だ。
エースは神が唯一絶対だと思い出す。
2と3は膣なる神と子なるキリストの三位一体を思い出す。
4を見れば4人の伝道者を思い出し、5を見れば5人の賢い乙女を思い出し、6を見れば天地創造の6日目、7を見れば神の安息日を思い出す。」
兵士はすべてのカード、数字カードと絵札について述べていった。
最後に兵士はキングのカードを取り出し、牧師に言った。
「王のカードを見ると天地の作り主、すなわち全知全能の父なる神を私は思い起こすのです。」
Huets「トランプには人を和やかにさせる力がある。
手の中に納まって手軽だし、つまり兵士が天地創造の7日間を語ることができたのは、トランプがいかに融通が利く存在で、どれほど話題が豊富なのかを示している。」

兵士の話だけがトランプの数字の謎を解読する手掛かりではない。
秘められた象徴的なものを伝えているという主張も多い。
Cox「フリーメイソンが関係していると思うのは、その影響力を何からでも感じるから。
フリーメイソンが先人の知恵や知識を伝える手段として暗号を用いたことから出た発想であるが、それはお互いにだけ許された暗号。
トランプには比喩的イメージがあり、そこに秘密のメッセージが隠されているという。
例えばアカシアの小枝がフリーメイソンの儀式では重要なシンボルだが、このアカシアがハートのジャックの手に握られているという説がある。
Beresiner「フリーメイソンの紋章は、アカシアの小枝に象徴的な意味を込めているが、アカシアの葉は、フリーメイソンの紋章だけのものではない。」
さらにはクイーンが持っているバラはフリーメイソンのシンボルであり、別の秘密結社バラ十字団のシンボルと同じだという説が唱えられた。

ハートのキングの腕が4本なので、古代エジプトのアメン神を表すとされ、アメン神には腕が4本ある。
このことからエジプトはフリーメイソンが持つ秘密情報の隠し場所だと言われる。
Cox「そう思い込めば何でもそう見えてくる。
先入観念がなくなれば、それはないだろ。
他の人が理屈にあった解釈を作為的に当てはめるのだ。」
初期にトランプの絵柄ができた時の記録がないため、世間に出回っている噂の白黒をはっきりさせるのは難しいが、それらが存在することによて、トランプの社会的重要性が際立つのだ。
他のどんなカードよりも、タロットカードの謎と憶測の多さに勝るものはないだろう。
タロットには未来を予言し、アドバイスできる並外れたパワーがあると言われている。
ある説によるとエジプトの遊牧民族がタロットをヨーロッパに伝えたという。
Cox「エジプトに古くからいたとされる遊牧民族は、エジプト国内を移動しながら生活していた。
タロットはエジプトが発祥の地だと後になって言われるようになり、遊牧民族には重要な役目があったように思われていた。」
しかし現存する最古のタロットカードの年代を測定すると、15世紀中頃、トランプが登場した後である。
当時イタリアで一番裕福だと信じられていたミラノ口のフィリッポ・ビスコンティが作られたカードである。

Huets「この手書きのカードは非常に高価で、貴族に使われていた。
1枚1枚個別に作られた。」
トランプを発展させ、新たな別のカードが付け足された。
このカードがタロットの始まりだと歴史家は見ている。
これをトリオンフィ、またはトライアンフと呼んだ。
Parlett「特別に作られたこのカードの役目は普通のトランプをやり込めることだった。
カードはすべて切り札だったので、勝利を意味するトリオンフィと呼ばれた。」
このカードは全部で21枚あって、それぞれに象徴的な絵が描かれていた。
トランプはマークごとに絵札があり、全部で56枚あった。
そこへ切り札が加えられた。
さらに愚者の絵札が1枚加わり、タロットカード1式の標準枚数である78枚になる。
これにより複雑に進化したトランプは、現代のブリッジに近いゲームができた。
トランプと同様にタロットの面白さは瞬く間にヨーロッパ中に広まった。
タロットが他と違っていた点は、札に描かれていた絵にあった。
Depaulis「そこには象徴的な意味と、15世紀始めにタロットカードをデザインした者が込めた何かが表現されていた。
それを理解する手掛かりは今はない。」

タロットの象徴について明確な説明がいっさいないにも係わらず、話題が尽きることはない。
いったい誰が考えだし、何のために利用したのか?
Huets「なぞめいた秘密結社と象徴的な意味を持つタロットが結びつかないはずはない。」
もっとも根強く伝わっている伝説の1つは秘密めいたテンプル騎士団があげられる。
12世紀十字軍遠征の時、優秀な騎士団が創設された。
話はテンプル騎士団がエルサレムで聖杯と書物を発見したというものである。
Cox「そしてテンプル騎士団は中東から品々を持ち帰るのだが、図像学や美術品、信仰体系などは彼らには全く縁のないものだった。」
タロットカードにはテンプル騎士団のシンボルが見られるという。
テンプル騎士団の十字架とバフォメットの頭、バフォメットの頭は悪魔のカードに影響を与えたといわれ、テンプル騎士団は入団儀式の時にこの偶像を利用としたとされる。

14世紀始めにテンプル騎士団は激しい迫害にあい、その時彼らはタロットカードに秘密を預け、未来に託したという。
Huets「タロットカードが秘密結社の人間によって作られたと考えるのは、教えを隠しとおせる上に、広めることができるから。」
しかし歴史家達によって諸説は徐々に退けられる。
Huets「テンプル騎士団はタロットカードが出回る前に解散していた。
彼らが地下に逃れ、タロットカードを使って教えを広めたとするのは説得力に欠ける。」
タロットカードのシンボルは、15世紀に流行した風俗を単に反映させただけと専門家は見ている。
イタリア、ルネサンス期の只中、復興運動が盛り上がり、古代文化を見直そうという空気が流れていた。
Huets「ルネサンス期はそれぞれの意見がうまく調和した時代だった。
錬金術、占星術、ユダヤ教のカバラなどがルネサンスの哲学者達に認められていた。
タロットのシンボルも、よく知られた存在だった。」

人々にとってタロットが示す象徴は分かりきっていても、現代の視点で見ると、かなり風変わりなものが多い。
Huets「タロットは楽しい遊びだったはずなのに、カードの製作者達は何故ガイコツ姿の死神などを描こうと決めたのか全く検討がつかない。」
ガイコツ姿の死神に加えて、タロットカードには他にも不吉で謎めいたカードがある。
燃え盛る塔、悪魔、吊るされる男。

しかしこのカードはイタリアの象徴としてよく知られていた。
足から逆さまに吊るされていたら、それは反逆罪で告発されたことを意味した。
他のカードが意味するものはもっと根本的なもの。
そして後世へと受け継がれてきた永遠普遍の価値である。
John Bonner(Author,Oabalah:A Magical Primer)「あからさまなイメージの裏に、根本は何も変わらないというメッセージが込められている。
タロットカードは全て共通のテーマを持っている。
人間の意識や、自分が生まれてきた世界に対してどのように向き合ってゆくかということ。」
Huets「タロットカードが持っていると言われるコンセプトは、虚栄心、死、愛や運命など。」
手の込んだデザインにも係わらず、タロットカードはトランプのようなゲームをするために登場してきた。

18世紀に入るとタロットカードには全く別の解釈が付け加えられた。
Cox「人々はカードに占いの要素を見出し始めた。
タロットカードは豊富な絵柄と占いのヒントを備えていたので、カード占いをする者や、オカルト信仰者の間で人気が出た。」
タロットと占いを合体させた立役者は18世紀パリからやってきたパリエッテという名の種売りだった。
その後は神秘的に見せるために改名し、Etteillaとして知られ、プロの占い師として先駆け的存在であったと同時にもっとも影響力をもった1人だった。
Etteillaはカードそれぞれに意味をあてがった。
悪魔のカードをForce Majeureと呼び、大きな力を表すとしていた。
しかしこれが逆さまになると弱小を示唆した。
特定の場所にカードを配ったり、並べたりすることで、カードにはそれぞれ新しい意味が生じる。
人生における障害や希望、恐怖、さらには未来で起きることが暗示される。
タロットカードの様々な使い方を考えると、占いはその一部にしかすぎなかった。
オカルト信仰に携行している者は、タロットの世界に引きつけられ、謎めいたシンボルに別の意味を見出した。

18世紀後期、フランスの学者だったアントワクール・デジャベランとカムデマレがタロットカードの象徴的な意味と歴史を読み解こうと試みた。
デジャベランの解釈は、高い関心を持っていた古代エジプトから強い影響を受けていた。
Huets「自分が持っているタロットは、知恵の神トトの書だったと自分の本に書いた。
アレクサンドリア図書館が火災の時に回収したが、本物だと分かるまで黙っていたと主張した。」
トトの書というのはエジプト神話では知恵の書とされ、全ての知識の源がその本に収められているとされている。
デジャベランのタロット解釈は、フランスのオカルト信仰者にすぐ受け入れられ、その中にエリファス・ディーバイもいた。
ディーバイは22枚のタロットカードはヘブライ語のアルファベット22文字に関係があると見ていた。
ディーバイはタロットを極めることで、カバラの英知をつきとめられると信じていた。
Bonner「精巧に描かれている22枚の絵がある。
そこには人間の普遍の価値や、あり方が表現されている。
先人達の知恵がそのまま残っていて、時代を越えて巡ってくる可能性は捨てきれない。
それほど重要ではないカードゲームが今も残っているということは、教会の厳しい取締りがあったからなのか、それとも単に取るに足らない遊びが何100年という年月を経て、その存在意義を深めていったからなのかもしれない。」
可能性としてタロットカードに過去のことだけでなく、未来を予測する力があるとしたら、かなり心が惹かれるだろう。

18〜19世紀にかけて、こういった解釈は急激にヨーロッパ中に広まった。
イギリスでは影響を受けたオカルト信仰者達が独自にカードを作り始めた。
Huets「アーサー・エドワードウェイトは絵札や切り札だけでなく、数字カードを含めて全部のカードに挿絵を施した。
これにより、それぞれのカードが一目で見分けやすくなった。」
アーサーが作ったタロットカードは後に世界中で大人気となり、大勢の想像力をかきたてた。
ウェイトの弟子だったアレイスター・グローリーは特別なカードを作った。
フリーダ・ハリスという画家と独特なオカルト用タロットを政策した。
1組のカードを描くのに5年を要した。
20世紀のオカルト信仰者を経て、タロットは身近になり、多くの愛好者ができた。
現在異なった多くのオカルト信仰者がさらなる精神的教えを学び深めるために、タロットを使用している。
ニューオリンズ、タロットはブードゥー教で必要不可欠な存在だった。
ブードゥー教は伝統的に西アフリカ由来の貝殻、骨、石などで未来を読み取り、言い当てる。
占い師はブードゥー教のために特別デザインされたタロットを使用する。
現在タロットは、予言やお告げを与えるものというより、未来のための案内役と認識されている。
タロットはオカルト信仰の人々にとっては、古代から受け継がれたもっと大きな力と、重要な意味を持つ存在。
1組のカードが紡ぎだす物語、どちらも飛びぬけて複雑であり、飛びぬけて単純。
それがトランプが持つ世界共通の魅力たる所以だろう。

| poyo | 古代・歴史 | comments(1) | trackbacks(0) | - |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | - | - | - |
Mimi (2017/12/26 9:24 PM)
始めまして。カジノコンサルタントのMimiです。トランプの歴史を検索していたら、このページに辿りつきました。今読んでいる外国の書物と同じようなことが書かれていて、大変興味を持ちました。なぜPoyoさんはトランプに興味を持ったのでしょう? 奥深いテーマですよね。現在私はこのテーマを研究中です。









url: http://poyoland.jugem.jp/trackback/530