ドキュメント鑑賞☆自然信仰を取り戻せ!

テレビでドキュメントを見るのが好き!
1回見ただけでは忘れてしまいそうなので、ここにメモします。
地球環境を改善し、自然に感謝する心を皆で共有してゆきたいです。
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Turnning the World on its Head★地球は膨張しているのか

1999年8月11日正午、アルプス山脈が闇に包まれ、中央ヨーロッパで皆既日食が起きている。
オーストリアのクレムスミュンスター修道院は、日食が見られる皆既帯の中心にある。
ここの古い天文台には、長さ53mの振子が吊るされている。
1851年、レオン・フーコーは、こうした振子を使い、地球の自転を証明した。
1999年、振子が切り離される。
振子の軌道はビデオに記録される。
予想通り、その軌道は1時間に11度、時計回りにずれていた。
ところが日食の開始から6時間後、振子は通常の軌道から大きく外れていた。
考えられる理由の1つは、その時地球が異常に速く自転していたということ。

月の影がオーストリアからトルコへと移動した頃、トルコの地震計が局地的な揺れを記録する。
そしてその後発生した大地震で、およそ20000人が亡くなった。
はたして日食と関係があるのだろうか。
7年後の2006年3月、トルコで再び日食が起きた。
1999年の惨事を忘れられない人々が、即席のテント村に避難する。
地震と日食の関係について発見したトルコの科学者が、デマを流したとして起訴された。
しかしこの2つの関係は理論的に説明可能だという科学者もいる。
もし彼らの主張が正しければ、地球への影響は地震よりはるかに大きい。

まずは時間の話から始めよう。
何千年もの間、人は地球の自転を利用して時間を計ってきた。
始まりは日時計、天頂の太陽が再び天頂にくるまでの時間を“太陽の日”と呼んでいた。
地球の自転は不規則なため、現在は原子時計が使われている。
極めて正確なこの時計も、地球の自転に合わせて調整がいる。
ドイツではそれを国立計量研究所が行う。

Dr.Andreas Bauch(Physicist)「現代の時間システムの基礎単位である秒、1900年ごろに地球の自転との関係で決まった。
しかし時点のスピードは時と共に変わる。
潮の満ち引きの摩擦によって遅くなったり、地表や地球内部の質量の分布によっても、そのスピードは変わる。
そこで1秒加えて調整する。
ここ30年は平均で13ヶ月に1回、閏秒を挿入して調整している。」
これは1年におよそ0.7秒という計算になる。

そのごくわずかな時間も、5つの弾み車を持つこの時計では計ることはできない。
しかしこのわずかな時間を積み上げてみると、結果は驚くべきものとなる。
科学的な根拠によれば、およそ9億年前、1日はたった18時間しかなかった。

物理学者のProf.Konstantin Meyl(Field Physicist)の専門は電磁波。
地球の自転速度が遅くなる原因を研究していたMeylは、時計の仕掛けだけではなく、回転する全てのものに関心がある。
例えばアイススケート、100年以上前からスケーターはある現象をうまく利用していた。
スピンする時両腕を縮めると、回転速度が上がる。
質量が体の軸に集まるからだ。
そして腕を広げると速度が落ちる。
これは角運動量保存の法則と呼ばれ、地球にもあてはまる。
Meyl「潮の満ち引きの摩擦によって地球の自転スピードが落ちるというのは理由としては弱いと思う。
角運動量保存の法則にしたがえば、地球の原則は地球の膨張と密接に関係しているはず。
1年に0.7秒ずつ減速しているということは、地球の周囲が19cmずつ増えているということ。」

地球46億年の歴史で宇宙から地球を観測するようになったのは50年、しかしその間に技術は飛躍的に進歩し、より正確に地球を計測できるようになった。
そのデータを基にNASAが作成した地形図を見ると、地球が文字通りはち切れそうな状態である事が分る。
太平洋では地殻の裂け目が年に最大15cm広がっている。
大西洋では、年に3〜4cm拡大している。
地殻の割れ目からは、高温の噴煙が上がっている。
これがMeylのいう膨張だろうか。
しかし地図の制作者の見方は違う。

Dr.Paul Lowman(Geophysicist)は多くの物理学者同様、地球の大きさは変わらないと考えている。
プレートテクトニクスの理論を用い、南太平洋のNazcaプレートを例に説明してもらう。
Lowman「Nazcaプレートがここから離れて東に移動してゆく。
そしてやがてペルー、チリ海溝にぶつかる。
ここが沈み込み帯。
Nascaプレートは南米プレートの下に4〜500km沈みこんでいる。」

こうした深さで沈み込みが起きると言われている。
漂っている2つのプレートが衝突すると、太平洋プレートが大陸プレートの下に押し込まれる。
そして上部マントルまで沈み込み、そこで溶ける。
このように全体としてはプレートの運動は相殺される。
しかし沈み込みは証明できるものだろうか?
「実際に4〜500km下の物を測ることはできない。
しかしこの辺りではよく地震が発生し、それも大規模。
地震学者はどの沈み込み帯が、どの方向に、どれほどの速さで動いたのか、割り出すことができる。」

このプレートテクトニクスの理論、つまりプレート同士が互いの力を相殺するという考え方を地球膨張論者は受け入れない。
しかしどちらの説も極地探検家Alfred Lothar Wegenerの理論に基づいている。
1930年にグリーンランドで亡くなったWegenerは、生前大陸移動説を発表した。
それが30年後にプレートテクトニクスとなった。
Wegenerは、アフリカ大陸と南米大陸の海岸線が一致することから、かつて1つであった大陸が2つに別れたと提唱した。
超大陸パンゲア存在説だ。
今の諸大陸が1つの巨大な大陸を形成し、四方は海に囲まれていた。
Wegenerの理論はほかにも応用されている。

物理学者Ott Christoph HilgenbergはWegenerの理論を発展させた。
彼が1933年に作った地球の模型、最初の模型は今よりも小さい地球をすべての大陸が覆い尽くしている。
この時海はない。
地球が徐々に成長しているようるがわかる。

Hilgenbergは成長する地球の理論を発表した。
ベルリン工科大学本館の中央ホールに、Hilgenbergの地球は2年間展示されていた。
地質学者Prof.Kerl-Heinz Jacob(Ore Geologist)の提案だ。
しかしその後展示は中断、論争が起きた。
大学が許可しないため、Jacobは学内で地球膨張に関する取材を受けられない。
Jacob「今の科学会は地球膨張説にまったく耳を傾けようとしない。
主流の地質学者や研究グループはほかのテーマにばかり目を向けている。
地球膨張という言葉を出すだけで大騒ぎだ。」
かつては違った。
1965年には、地球膨張についてのテレビ番組まであったのだ。
科学番組で活躍したProf.Heinz Harberは地球を膨らませてみせた。
Harber(1965)「こうすると2つの大陸がどのように別れたか、S字型の大西洋がどのようにして生まれたかが非常によくわかる。」

地球膨張説によれば、数億年前の地球は今の半分ほどの大きさしかない。
つまり地球は大陸でほぼ覆われていたことになる。
この説が正しければ地球はとてつもなく成長し、海洋ができたのはこの3億年の間ということになる。
Jacobは地球膨張説に関する論文リストを共同で研修、その数は1000件以上に上る。
Jacobの専門は鉱床学、鉱石が集まる場所の研究。
彼は調査でよく出会う現象に注目する。
硬い花崗岩に割れ目ができ、鉱物であふれている。
ここで産出された蛍石は、工業用に採石される。
この巨大な蛍石の回廊は、バイエルンの鉱山にある。

Jacobによればこの割れ目は地震で一瞬にしてできたわけではなく、徐々に開いていったということ。
ここでは花崗岩の壁の隙間を埋めている蛍石を見ることができる。
帯状の鉱物、あちこちから花崗岩の断片がぶら下がっている。
従来の地質学では、こうした断片が落ちずに蛍石の中に浮いている。
理由を説明できない。
地震で一瞬にして避けたのであれば、断片は落ちるはずだが、頭上にあるのだ。
こうした断片が鉱物でいっぱいになるには長い年月がかるため、地震でできたとは考えられない。
Jacob「割れ目は外からの力で無理やり開けられたと考えられていたが、そうではなかった。
最近認められた理論によれば、下から上がってきた流動体、これはいずれ鉱物へと変化してゆくのだが、それが両側の壁から外へ出ようと押してゆく。
こうして割れ目は徐々に開いていったのだと考えている。」

Hilgenbergは彼の地球膨張説の中で、最初にこの理論を紹介した。
彼の残した図は地球のひずみの変化によって、どのようにこうした裂け目ができるかをよく示している。
こうした割れ目は地上でも見ることができる。
バイエルンにある長さ30mの石英の壁は、近くにできた割れ目の隙間を埋めていた。
この壁を近くの蛍石の街道に、並行して伸びており、地質学的に関連している。
「今見ている壁は160km続く壁のうちのほんの一部にすぎない。
そして我々が目にすることができないものは、この壁の誕生とも関連がある。
数100mの地表の隆起、どうしてこのような構造ができたのか、その理由は1つしかない。
それは地球の膨張だ。」

ベルリンに戻る途中、Jacobはザクセン州のバルドーで講演を聞いた。
Klaus Vogel(Globe Maker)は建設技師として働いているが、この30年間、地球の膨張について研究している。
Vogelははるか昔の小さな地球に大陸の配置してゆくが、彼の模型はユニーク。
Vogelの傑作、地球の中の地球。

Vogel「私のモデルでは、大陸同士の位置関係は同じ。
また隣の大陸に対して傾いているようなことはない。
それぞれの輪郭もそれほど変わっていないし、単に拡大している。」
Vogelはワークショップで成長する地球を再現するため、切り抜いた紙をゴムボードに貼り付けている。
「大陸の紙が二重にしてある、というのは大陸の地殻は海洋の地殻に比べると厚みがあるから。
ボールを膨らませて紙が引っ張られると、一番弱い部分から避けてゆく。
そこに現れるのが海。」

Vogelがボールの地球に空気を入れてゆく。
2つの大陸、南極大陸とオーストラリア大陸が別れた。
「ここがオーストラリア大陸、そしてここがカリフォルニア。
この2つの間に現れた一番古い海が太平洋、この時海底では驚くべきことが起きている。
山脈が生まれているのだ。」

海洋の地殻が避け、そこからガスや溶岩が吹きあがり、山脈を作り出す。
これが地球膨張説を後押ししている。
海底山脈があまりに成長すると、音をたてながら海から姿を現すこともある。

そのよい例がアイスランド、この間欠泉の島は大西洋中央海嶺に他ならない。
陸で見られる海嶺には、割れ目が走りユーラシアプレートと北米プレートが分離している様子がはっきりとわかる。

では大陸の中央にある山脈はいったいどのようにしてできたのだろう。
プレートテクトニクスによればこうした山脈は2つの大陸プレートが衝突して形成された。
衝突した時の力で岩盤が押し上げられる。
ヒマラヤ山脈はできて数千万年たった今でも隆起を続けている。
では海洋プレートと大陸プレートがぶつかった場合はどうだろう。
海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むとき、解放された力によっても山脈が形成される。
プレートテクトニクスによれば、こうしてできたのがアンデス山脈。
しかし地球膨張論者は異なる理論を展開してきた。

Heinz Haber(1965)「それでは私の拳を使って説明してゆこう。
拳を太古の地球とする。
拳をきつく握っているので皮膚はなめらか、では地球が膨らんでいったらどうだろう。
ちょうど拳を開いてゆく様子に似ている。
でこぼこしていたところが平らになった。
皮膚のヒダが山脈のようになっているのがわかる。」

Hilgenbergは75年以上も前にこのヒダを描いていた。
しかしこの理論はもはや受け入れられていない。
Jacobは新し理論を考え出した。
これで地球膨張説を否定するプレートテクトニクス支持者の理論を打ち破れるかもしれない。
山脈は大陸の衝突でしかできないとプレートテクトニクス支持者はいう。

これはJacobの数年に及ぶ実験、砂を詰めたガラス瓶の上下に金属の電極を差し入れる。
次に砂を湿らせてふたを閉めたら、電極を1.5Vのバッテリーにつなぐ。

そして2〜3週間、ビデオカメラで撮影する。
まず鉄塩の層ができた。
次に沈殿によって帯状の構造が現れる。

ここで見られる電極反応は、科学的には知られていないが、地質学的にはとても意味がある。
アム鉱山で見た硬い岩の中の巨大な帯もこうした電極反応によってできた可能性がある。
Jacob「この現象は自己組織化、つまりパターンが自律的に形成されるプロセスと似ていいる。
家庭で使うような電池が作り出す電波は、自然界のそれに比べればはるかに弱いもの。
それでも重力に逆らって瓶の中でヒダや山脈のような構造が生まれる。
しかし自然界では、こうした構造は常に浸食される。
Jacobはプレートテクトニクスにおける力学的な力だけが山脈形成の要因ではないと信じている。
電気で促進される化学反応も重要な役割を果たすのだ。
「これはアルプスやヒマラヤのような大山脈についてもいえること。
シワを寄せたような山脈、しゅう曲山脈の成立を説明できるということ。」
この発見は地球膨張の証明にはならないが、裏付けにはなる。
プレートテクトニクスを使わずに山脈形成を説明できるからだ。

仮にこれが事実だとしたら、地球はどうやって膨張しているのだろう。
これまでにも様々な説があった。
地球内部の熱によって風船のように膨らんだというものもあった。
Hilgenbergはエーテルという媒質を吸収して膨張していると言っている。
光を伝えるにはこうした媒質が必要だと長年考えられていたのだ。
またノーベル賞受賞者のポール・ディラックは宇宙が膨張するにつれ、重力は小さくなると考えた。
Haber(1965)「重力が徐々に小さくなるということは、地球を構成している様々な物質同士を結び付けている力も徐々に小さくなるということ。
そしてその力が小さくなるにつれ、地球はどんどん膨張していくというわけ。」

もし重力が小さくなっているとしたら、数億年前の重力は今よりもずっと大きかったことになる。
しかしかつては恐竜が地球を支配していた。
これはつじつまが合わない。
Dr.Berne Herkner(Palaeontologist)「今よりも恐竜の時代の方が重力が大きいとすれば、我々古生物学者は恐竜がなぜあれほどの大きさになったのか説明できない。
重力が大きければもっと小型だったはず。
だから恐竜のサイズと重力は関係なく、単に恐竜は哺乳類とは生理機能が違うのだと思う。
それであそこまで成長したのだろう。」
恐竜の体重は最大100トンほどあったと言われる。
恐竜があれほど成長した理由には諸説あるが今だによくわかっていない。
しかしMeylとJacobには共通の説がある。
2人はフランクフルトにあるティラノサウルス模型の下で落ち合った。
Jacob「陸の恐竜がなぜあれほどの体重を支えられたのか、皆躍起になって突きとめようとしている。」
Meyl「体重が80トンにでもなれば倒れてしまうはず。
骨が耐えられないからね。」
しかしその頃の地球の重力が今よりずっと小さかったとすれば説明は簡単。
Meyl「その頃から重力が大きくなったのだと思う。
そして考えられる理由は1つしかない。
地球の質量が増えたのだ。」
Jacob「その通り、同じ考えを持つ古生物学者を大勢知っている。
誰も公にそれについて話そうとはしない。
今の科学会では地球の質量の増加について発言することはタブーとされているから。」

どこかから何かを取り入れなければ、地球の質量は増えない。
そしてその源として唯一考えられるのは宇宙。
Hilgenbergは宇宙からエーテルを取り込んでいると唱えたが、エーテルが質量の源であるとは、もはやだれも思っていない。
アインシュタインがエーテルの必要性を否定したからだ。
しかし別の粒子が新たに発見された。
それはニュートリノだ。
ニュートリノは電気を帯びておらず、質量もほとんどないため、地球に何の影響も残さずにすり抜けてゆく。
最新の研究によると、太陽から地上にやってくるニュートリノの数は親指の爪ほどの面積に対し、毎秒600億個。
Meyl「地球が膨らんでいることを説明する十分な物理的モデルが今だないことが地球膨張説の障害となっている。
私個人はニュートリノパワー、ニュートリノのエネルギーを信じている。
どういうことかと言えば、宇宙や太陽から地球に入ってくるニュートリノ放射が地球の核に吸収され、物質に変わっているということ。
この考え方は正統派の科学者達にとっては異端かもしれない。
Meylのニュートリノパワーの仮説は地球が膨張する理由を説明するだけではなく、現代物理学を根本から覆してしまう可能性がある。
この仮説はMeylが1990年に発表した電磁場の理論を発展させたもの、計算式を使えばニュートリノの数さえも求めることができる。
物理学者の主流派はMeylの理論を認めていない。
しかし彼らの理論もまた答えられないことの方が多い。

1980年代、現代物理学史上最大級のプロジェクトがイタリア中部のアブリッツ州で始まった。
グランサッソ山の地下1400mの所に、3つの巨大トンネルが掘られた。
それぞれのトンネルには、ニュートリノを観測するための巨大な施設がある。
宇宙から飛来する様々な粒子を遮断し、ニュートリノだけが到達できるようになっている。
1990年代には、ガレックス実験により太陽から飛び出してくるニュートリノの存在が照明された。
科学者は検出したニュートリノの数から地球を突き抜けるニュートリノの数を割り出す。
すると予測していた数の半分しかないことが分った。
素粒子物理学者達は頭を抱える。
これがニュートリノの欠損問題。
Prof.Piero Monacelli(Particle Physicist)「現在ではニュートリノには3種類あることが分っている。
そしてニュートリノ欠損は、ニュートリノがある種類から別の種類に変化するために起きるということが分ってきた。
これまで行ってきた実験では、1種類のニュートリノしか検出できなかったために予測した数よりも少なかったというわけだ。」

しかしこれもいずれ解決されるだろう。
2006年5月に始まったオペラ実験でジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究所Cernからグランサッソに向けてニュートリノを飛ばした。
この実験でニュートリノは振動する事、言いかえればニュートリノは別の種類に変化することを5年以内に証明しようとしている。
「まずここから700km離れた研究所Cernで作ったニュートリノをここまで飛ばす。
このニュートリノは1種類の純粋なもの。
我々の目的は、このニュートリノと別の種類のニュートリノを検出すること。
別の種類のものが検出されれば、ニュートリノが振動することを立証できる。
振動するということは質量があるということ。

ニュートリノの質量については十分に分かっていないため、これは重要な実験。
ニュートリノ放射の存在に最初に気付いた科学者は、スラブ人のニコラ・テスラ。
彼はそのパワーを実際に使ったとも言っている。
テスラは1884年にアメリカに移住した。
そこで彼はエジソンの最大のライバルとなった。
エジソンは直流電流を推進していたが、テスラの交流電流が勝利をおさめ、その後も使われるようになった。
テスラは700以上の特許を持ち、最高裁の判決により無線電信の発明者としても認められた。
しかしその業績は今ではほとんど知られていない。
テスラの生誕150周年に、スイスのチューリッヒ工科大学で講演会が開かれた。
その時スイステスラ協会の招きでMeylが貴重講演を行った。
Meylは1992年2月6日付のニューヨークタイムズに掲載された記事を紹介した。
その中でテスラは、太陽からやってくる放射線について述べている。
それは驚くほど小さい粒子からなり、数1000kmの個体もすり抜けるとしている。
これらは今日ニュートリノの性質とされているもの。
ニュートリノの影響は日食の時に特に大きいと考えられている。
月が太陽の前を横切る時、レンズのような働きをし、ニュートリノを集めるからだ。
そしてそれが地球の自転に影響を与えているという。
1999年の日食でも、このような自転の振れが記録されている。

オーストリアのクレムスミュンスター天文台では、日食の時に53mの振子を振らせた。
その時振子は緩やかで規則的な振動とは異なる振れを記録した。
日食の時に起きるこの現象は、NASAのホームページでも報告されている。
最初に気付いたのはフランス人のノーベル賞受賞者モーリス・アレで、1950年代のことだった。
アレは多くの日食で振子の振れを観測した。
この振れはアレ効果と呼ばれている。
録画されたクレムスミュンスターの振子の振れは、日食が始まった6時間後に予測された軌道から10度外側に外れていた。
これは目を見張る結果。
理由として考えられることは、地球の自転の観測。

しかしこの興奮も束の間、検証によってこの振子は正確な新世代の振子パラコニカルペンダラムがある。
ボールの上でバランスをとっているため、あらゆる方向に揺れる。
振動の角度はレーザーで計測する。

重力研究所が行った最近の計測では、2006年9月の日食の時に、振動の角度が急激に変化した。
科学者達の意見は様々。

Meylは振子の実験の他にも1999年の日食の時に地球の自転速度が上がった証拠があるという。
遅くなっている地球の自転スピードに合わせて、規則的に加えられてきた閏秒だ。
1972年以降、ほぼ毎年閏秒が加えられてきたが、1999〜2005年の間は加える必要はなかった。
地球の自転速度が速くなったからだ。
「地球の自転スピードの加速は1999年の皆既日食によって引き起こされた可能性がある。」

皆既日食の5日後、トルコで大地震が発生し、2万人が亡くなった。
トルコは皆既帯、つまりもっとも暗くなる地域の中心にあった。
講演会などでMeylはこうした地震は日食によって引き起こされた可能性があると述べている。
Meylによれば、月のレンズ効果によって束ねられたニュートリノ放射が地球の核の片側にぶつかる。
それにより核に不均一な圧力がかかり、1方向に引っ張られる。
「部分的に引っ張られることで、圧力波が生まれ、それがマグマを抜けて地表に伝わる。」
2006年3月、ヨーロッパで部分日食が観測された。

3月29日、シュバルツバルトのテクノロジーパークでMeylは講演を行った。
Meylは振子を設置して実演してみせる。
日食が始まる直前、Meylは電子時計の傍らで、大胆な予測をした。
「私は大きな地震が起きる可能性があると思っている。
ただしトルコの上空を日食の影が通過する時ではなく、おそらくその数日後になるだろう。」
ヨーロッパ上空では部分日食だが、トルコと東地中海では皆既日食が見られた。

「2006年に観測される日食の影が進む方向はこうなる。
地球上から垂直に見てみると、ここに地球のコア(核)がこのようにある。
2本の線が東地中海で交わっている。
私はここで地震活動が起こると予想している。」

翌日キプロスの近くで中規模の地震があった。
その中心は皆既帯からさほど離れていない。
日食が終わってからこの地震が起きるまでにはそれほど間がなかった。
だからこれは前兆だったと考えている。
地球の核が引っ張られて地表に圧力波が伝わり、地震が引き起こされるまでにはかなり時間がかかるからだ。
日食の2日後、クレタ島付近の海底で中規模の地震が発生した。
皆既帯の端だ。
同じ日、イラン西部を激しい揺れが3回襲った。
70人以上が亡くなり、1000人以上がけがをした。
5日後にはギリシャのザキントス島の沖合で地震が頻発し始めた。
2週間、島民たちは眠れぬ夜を過ごす。
比較的地震の多いこの地域にしても、長期間地震学者はこの現象について触れながらも、日食との関係は否定している。
しかし驚くべき一致だ。
その地殻は様々な物質で構成されているからだ。
Jacob「近くの中でエネルギーのやり取りが起きていることは容易に想像できる。
互いに増強したり、相殺したりしながらやがてエネルギーは消滅する。
いずれにしても陸の地震や海の地震と日食の関係を科学的に調査することは緊急の課題だと思っている。」

2006年の太陽放射は1999年の放射よりも弱いものだった。
そのため1999年の地震の方が大きかったとすれば説明がつく。
地球膨脹説が唱えるニュートリノ理論によれば、宇宙放射の変動により地球の成長も一定ではなかった。
太陽もまた成長している。
天体物理学者によれば数10億年後巨大化した太陽によって、地球上の生命は絶滅すると考えられている。
この現象にニュートリノは関係しているのだろうか?
ニュートリノが宇宙で起きている誕生や崩壊に関係していることは確かだ。
はたしてニュートリノの海がアインシュタインがその存在を否定したエーテルなのだろうか。
天体物理学者は真剣に言う。
核融合のための燃料を使い果たした時、太陽は膨張するだろうと。
しかしMeylの見方は違う。
彼の理論は太陽はすでに成長している。
その原因は地球とまったく同じ宇宙のニュートリノ放射。
太陽は光とニュートリノだけでなく、電気を帯びた粒子のスペクトル・太陽風も地球に送っている。
太陽の活動によって強くなったり弱くなったりするが、地球はただその前を通過してゆく。
地球は磁場によってこの太陽からの放射・太陽風から守られている。
その磁場がこの数100年の間徐々に弱くなっていることが分かっている。
数1000年後には、地球の磁場が消滅し、磁極が逆転してしまうだろう。

すでに地球上には、磁場に異常が現れている場所がある。
遠からず極をいくつも持つ秩序のない磁場が生まれ、最後には北極と南極が入れ替わってしまうだろう。
科学者によれば最後に磁極の逆転が起きたのは70万年前。
しかし計算では、20万年に1度起こるはずだという。
次の逆転はずいぶん遅れている。
イタリア、アブリッツ州にあるグランサッソ研究所の地下施設には、巨大な装置がある。
ニュートリノ望遠鏡だ。
1000トンの溶液が超新星爆発によって地球にやってくるニュートリノを捕まえようと待ち構えている。
ものすごい輝きを放つ超新星爆発が銀河で見られるのは、100〜200年に1度しかない。
Meylは超新星爆発で生まれる強力なニュートリノシャワーが地球の成長の引き金になったのではないかと考えている。
またニュートリノ放射が磁極の逆転に影響を及ぼす可能性があるという。

Meyl「太陽風は電気を帯びた粒子からなり、太陽の電場に沿って進んでいる。
地球はこの電場の中を垂直に移動している。
ファラデの単極誘導によれば、この時磁場が誘導されるが、この磁場は電場に対し垂直で、また地球の運動の方向に対しても垂直になっている。
もしニュートリノ放射が増えると、太陽活動がさらに活発になり、その結果地球の電磁場も強くなるというわけだ。
今ある地球の磁場はやがては消滅するだろう。
そして個々の磁極が突然地表の磁場に棒磁石のように1列に並ぶと考えている。
磁極の逆転によって北極と南極が入れ替わると、方位磁石と同じ現象が起きる。
磁気を帯びた針は180度回転させても再び元の奉公を指す。
これと同じことが地球でも起こりうるということだ。」

Meylの仮説が正しければ、地球は逆さまになる。
海水が押し寄せて地上は大洪水に見舞われ、そして世界規模で巨大な津波が発生するだろう。
ドイツザクソン州ベルドー、地球の模型を製作しているKlaus Vogel、80代の彼は大洪水のことは心配していない。
旧東ドイツがなくなるまで、そこで暮らした彼は、普通の人なら引退する年に、一時国のものになっていた家業を復活させた。

Vogelの成長する地球のコレクションはユニーク。
日夜改良を重ねて世間に発表している。
ベルドーの中学校で講義をしている。
社会主義時代には、地球科学者達から講演を依頼されることもあった。
しかし時代は変わった。
ここにいる生徒たちの教科書には、地球膨脹説はどこにも載っていない。
だからこそ若者が彼の模型に興味を持ってくれることが嬉しいのだ。
Vogel「シェークスピアの言葉を借りれば、天と地の間、そして地球の内側にも、哲学など思いも及ばないことがあるということ。」
地球の内側で何が起きているのか、確かなことは誰にも分からない。
つまり科学を盾に地球膨脹説を切り捨ててしまう理由はない。
しかしこの理論、本当に私達の地球の常識をひっくり返してしまうのだろうか。

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pippi (2012/09/01 9:09 PM)
これ知らなかったなぁ。今回の記事を読むの二度目だけど、面白かった。

poyo (2012/09/03 4:46 PM)
pippiさん、人間の探究心はすごいですね。









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